白鳥之歌

『GNJB FC Limited Tour Laboratory -』感想

この記事では、2025年12月25日昼公演(15時開演)の『GNJB FC Limited Tour Laboratory -』を鑑賞した感想をまとめる。日記の一部にしようと考えたが、量が膨大すぎたので独立させた。

入場

  • 2022年3月末の『げんじぶ空間 case:3』以来のZepp Nagoya。2階指定席で応募して当たっていた。
  • 当日の10時に座席が開示されており、最前列・一番左端の席が当たった。視界は以下のような感じ。

  • 着席ブロックということで年齢層は高めの印象。
  • 開場時間を過ぎてから会場に到着。列がどうなっているかよくわからず右往左往したのち、入り口向かって右側に2階指定席の列が形成されていることを確認。既に長蛇の列になっており、また先に1階スタンディングから入場させる関係でいつ入場になるかもわからない状況で並んだ。
  • Zepp Nagoyaの、明らかに周辺の敷地はあるのに微妙に待機スペースがない設計によって、雨の日はかなり列形成に無理が生じるということがわかった。1階席を見てみると常に肩が触れ合うレベルで込み合っていたので、今回は明らかにキャパオーバーとはいえ、場合によって警察指導ギリギリという感じがある。

  • 思いのほか待ち時間が長く、開演25分前ぐらいに列が動いて入れた。
  • 入場した後に、「撮り合いっこチェキ」というものを得る必要があり、それが終演後は受け付けないとのことだったため、かなり焦ったが間に合った。当たったのは長野凌大のもの(撮影:吉澤要人)。何回公演に行ってもひと会員一枚しかもらえない仕様でこうなっているらしいのだが、普通に入場者プレゼントじゃダメなのかとは思った。

  • どうやら前回のライブ『序破急』に続いてげんじぶ以外のアーティストの楽曲が流れているらしいという情報を耳にして、期待して早めに席に着いたら、聞き覚えのある宇多田ヒカルの曲が流れていてかなり嬉しい気持ちに。後から調べたところ、『Face My Fears』だった。その後も、ノリがよいダンサブルな感じの楽曲が流れていい感じ。これはおそらく長野凌大のセンスでしょう。

ライブ本編

オープニング

  • 開始前に「演出の都合上メンバーが登場するまでペンライトを切ってください」という指示があった。げんじぶは以前にも、『豪雨』のパフォーマンスでペンライトを切るように要請することがあったが、徐々に狭義のアイドルらしさ、大衆化の方向に進んでいるグループであるだけに、びっくりした。
  • 2階からだと1階で指示に従っていない人がよく見えた。スマホの画面も結構よく見えて、ちょっと怖いなと感じた。
  • ステージ上方からスポットライトが7つ照って、その色が変わった後、ステージ奥の照明もついて幕の向こうにいるメンバーのシルエットが観客にも見えるようになり、そのまま幕が開くという演出。ローブ+天使衣装で登場するという、文字通り「降臨」の演出があった前回の『序破急』に比べるとどうしても視覚的なインパクトは弱いのだが、光の中から現れるというこの状況を文字で起こすとその凄まじさが伝わってくる。自ら発光するわけでもなく、人間が光に照らされるわけでもなく、光の筋からお出ましになるといった感じ。光の一部であった、というか。
  • メンバーの後ろにはバックパネルがある。今回の「Laboratory -」のロゴはラフな(手書き風の)加工がしてあるものなので、それを印刷するとかなりペンキで塗ったようなざらっとした質感になっており、これを人工的にやっているのは面白いと感じた。ただ、これまで紗幕に歌詞を投影するなどかなりハイコストなオープニング演出をしてきたげんじぶの歴史からすると、少し低予算な感じは受けた。しかし、この「肩透かし」に意味があることが最後まで見れば理解できた。
  • 光咲さんのビジュが『沼オトコ』の時の八雲みたいで、八雲が歌って踊ってる!という感慨があった。
  • 2階席の1列目ということで立つか否かかなり迷ったが、一旦立たないで見ることとした。ペンライトが割れていることがはっかくして大ビビり。

1.アビスと清らな銀世界

  • 人気の高いクリスマスソングだが、機会に恵まれず今回初披露。ニーチェの著書の引用を交えた楽曲というだけあって「毒」っぽさがあり、その感じをどれだけ曲調で煙に巻けるか、といった勝負をしている印象がある楽曲だが、その「ごまかし」は演出でもしっかり受け継がれていた。教会を模したであろうステンドグラスの映像が流れ、いかにもアイドルのクリスマスソングといった雰囲気がある感じで(むしろ、「らしさ」を過剰に引き受けることでその虚構性を表しているといってもいい)見せられていた。
  • 曲調が途中で大きく変わるためかなり難易度が高く、また単純に歌い慣れていないということもあり、少し歌が不安定に感じられた。

2.キミヲナクシテ

  • 長野凌大の歌い方が普段と少し違っていて、言葉を丁寧に歌っている印象を受けた。この曲だと特に「もう一度 もう一度」というところが特に丁寧さというか、以前の拍に準拠するような歌唱との違いを感じた。シンコペーションを習得しているというか。FCライブというところでひとりひとりに届けるという意識が強いのかもしれないと思われた。
  • 個人的には、ちょうど以前Zepp Nagoyaで『げんじぶ空間 case:3』を見た際に新曲として披露された曲で、大学入学時によく聞いていた曲だったため、この4年間の歩みを振り返らずにはいられなかった。
  • バックパネルに(センター以外の)6人の影が映っていて、それが限りなく左右対称に近くて、フォーメーションと照明の位置が完璧に合ってないとできない景色だ……とプロ感に圧倒された。バックパネルに影が映るという演出、高校の時の中夜祭で意図して出来たのではという気がしてくる。

3.ネバーエンドロール

  • 桜木雅哉が「めっちゃ好きだぜ」とセリフを言った時に1階から歓声が聞こえて、やはり2階席は少し取り残される部分があるのだなと感じたり。
  • 小泉光咲が途中で歌詞を噛んで、「悲しい脚本だね」という歌詞のところでがっくりしていたのが可愛らしかった。かなり珍しい。

4.鳴らして、シンバル

  • かなり久々に聞いた印象があった。2023年7月のライブ「LIVE TOUR 2023-G=φ-」(@LINE CUBE SHIBUYA)以来?
  • 大倉空人がラップパートに入る部分で「イキり散らかしちゃいまーす」といって、それ以降持ち前のDIVA性を存分に発揮していたのが良かった。
  • このあたりからメンバーのアドリブも綺麗に入るようになってきて、熱が上がってきたように感じられた。

MC

  • クリスマス公演ということで、観客皆で「メリークリスマス」という場面が。めっちゃ良い。
  • 小泉光咲が、チキンを食べてるかを聞いたのちに「食べてない方は僕らをチキンだと思ってもらって」という謎の小ボケを挟んでくる。事前に考えているかいないのかギリギリ分からないラインの小ボケが上手いの、何?
  • 大倉空人がケンタッキーを食べた話をした後に、観客の反応を見て一方的にキレるのを見て、「勘違い男!」とツッコむ光咲さん。『熱愛プリンス』の理人の人格が出てる。
  • 平日・昼、クリスマスにコンサートに来てくれてありがとう、これでクリぼっちじゃないねという温かいフォローをメンバーの方々から入れていただく。ありがたい。
  • 「(平日昼に来てくれていると)思うと可愛く見えてきた」という杢代さん、だいぶ発言がギリギリで突っ込まれていたが、たいへんありがたい気持ちになった。
  • 「ずっと映さないでください!」とスイッチャーに言う凌大さん、ラジオのパーソナリティ経験を通してスタッフ弄りが上手くなってきている。
  • 長野凌大から、今回は実験的なことをやりたいというコンセプトなのだという説明が入る。ワクワク感が掻き立てられる。

5.原因は自分にある。

  • 冒頭でメンバーが衣装のアウターを脱ぐ。まさしくグループの脱皮を表しているよう。
  • それと同時にバックパネルが取り払われてバンド登場。ここから何曲かはバンドコーナーなんだなと理解する。
  • 音圧がすごくて圧倒される。これは確かにZeppでしかできない演出と感じる。
  • ここらへんから気分が上がりすぎて、自分がペンライトを高く上げて8の字状に振るタイミングを大きく間違え始める。
  • 隣の席の光咲ファンが、楽曲中の「最後まで召し上がれ」のところで振り向いて表情をガラッと変えるところで双眼鏡を手にしていて、アップにするべき箇所を完璧に理解しているその感じがすごいと思った。

6.嗜好に関する世論調査

  • かなりアレンジが綺麗にハマっていて、楽曲の強度があるとこういう風に使えて本当に良いなと痛感する。初期の「ピアノロック」という楽曲のテイスト指定がかなり活きているように感じる。
  • 楽曲派男性アイドルということで、DOMOTOとかと同じことが起きているのでは。

7. シェイクスピアに学ぶ恋愛定理

  • これはかなり原曲に近い形で生演奏できている印象を受けた。もともと音の厚みがすごいから納得感がある。
  • 個人的に、やっぱりめちゃくちゃ良い曲だと実感。「To be or not to be」「That is a question」の部分で自分の作ったプロジェクションマッピングを思い出すなど。やっぱり思った以上にげんじぶから影響を受けているように感じる。

8.P-P-P-PERO

  • 意外な選曲だった。が、かなり綺麗にハマってる。テーマパークのブラスバンド感が増してより可愛らしい感じに。
  • くるみ割り人形のサンプリングがなされており、そのパートを小泉光咲が歌っており、そのパートがよかった。直後の振り付けでもくるみ割り人形のように光咲さんが動いているところがあり、特典会で見てもコンサートで見てもこんなに人形性が強い人って他にいるのだろうかと思ったりした。
  • 「夢の中を泳いでいるような」という光咲さんのパートが印象に残った。本当にそんな気分だった。夢の中の意味不明さとか、でも楽しげで魅力的な感じ、『不思議の国のアリス』みたいなものを感じた。
  • 武藤潤がエアギターをしていてよかった。冬も熱い男、武藤潤。

9.糸(中島みゆきカバー/桜木雅哉ソロ)

  • ソロコーナーは雅哉さん。予想していなかったのでびっくり。
  • 『浪漫人』をやってほしかったなぁと一瞬思ったのだが、『糸』をめちゃくちゃ上手く歌い始めてそれは一気になくなった。本人は「カラオケだと思って……」と言っていたがとてもカラオケではありえない質で面白かった。
  • クリスマスにこの曲をやってくれるのありがたいアイドルすぎる。こんなのもう結婚じゃないですか。生きてここに来られてよかったと思えるような素晴らしい歌だった。
  • ペンライトの色をみんなピンクに変えていて温かい空間だった。自分もここでこの日一番の拍手を送った。
  • 雅哉さんの歌声は諦念に負けそうになりながらも何かを希求するようなところがあり、こういう歌を歌うと、絵空事みたいに聞こえず地に足がついていて説得力があると思った。

バンドメンバー紹介

  • それぞれが演奏をして名前が後ろに表示されるといった感じ。座組がでかくなっていっているのを感じる。次はバックダンサー付けるのとかどうでしょう!?

10. 因果応報アンチノミー

  • 『原因は君にもある。』のメロディーからこの曲のイントロにつなぐバンドの演奏が素晴らしかった。
  • げんじぶ流祝福という感じで、年末にふさわしいアレンジだった。星野源の『創造』とかに近いかもしれない。にぎやかさというか。
  • 「ここには誰も置いてかない」という歌詞は、もはや恩寵に近い。
  • やっぱり光咲さんが「輪廻転生」というワードを歌ってるの最高すぎる。
  • 記憶が正しければここから黒い衣装に変わっている。20代後半に突入していくグループの貫禄のようなものが感じられて、安心感と寂しさを感じた。

MC

  • 雅哉さんのソロパートに関するお話に。緊張をごまかそうと「いや練習はしてない」とか「もう適当に生きよう」とか意味不明な発言を繰り返す雅哉さん、末っ子すぎる。
  • 音圧をオトアツと読む光咲さん、光咲すぎる。
  • 光咲さんが最後の曲ふりを淡々とこなしていて、びっくり。体調不良から回復しきっておらず本調子じゃないのかもしれないが、本来光咲はこういうこともできるタイプなんだよなと思ったりして、また知らない部分を知ったような気になったり。

11.ダイヤモンドリリー

  • バラードになると一気に小泉光咲さんの安定感が出てきて、さすが研修生時代からずっとエース格をやってきた人間だ……という感じがする。他のメンバーを見ていると、やっぱりバラードで音程を維持して歌うのってかなり難しいんだろうなと思うので。光咲さんのエースっぽさというのは露骨なものではなく(別に露骨なのが悪いわけではなく、ダンスにおける長野凌大や歌における武藤潤のような「確実さ」があるというのはパフォーマンスを見る時の観客心理として大変ありがたい)、こういう時にふっと見えるからすごい。全然何も考えてませんよというスタイルだけど実は設計されている感じというか。
  • 新曲の『トレモロ』で「透明」というワードが出たことにかなり嬉しさを覚えていたのだが、そういえばこの曲でも言っていることを思い出した。自分の言語感覚はかなりげんじぶの歌詞に規定されているのかもしれない。

12.幽かな夜の夢

  • 2曲連続で事実上の光咲曲で、これ実質光咲さんのメインコーナーやんと思った。
  • 歌うパートでペンライトを高く上げる必要があるので、パートの多い曲と少ない曲の感覚が身体的に記憶できるのだが、意外とこの曲は多くないのだなと思った。それなのにここまで主人公感があるのえげつない。なんなんだ。
  • 「徹頭徹尾君だった 僕のしるしは」、しみじみ良い歌詞すぎる。

13.Paradox:ReWrite

  • ガラッと雰囲気を変えてきたのでびっくり。
  • この演奏が一番好みだったかも。生演奏ならではの重厚さが加わることでテーマ性がダイレクトに伝わってくるようになったというか。
  • この曲は、かなりげんじぶの精神性(逸脱、問い直し、刷新)を体現している楽曲で今後ますます定番曲になりそうな感じ。世間での知名度と裏腹に、杢代メイン曲というのは意外と少ないので、そういう意味でも重宝されそう。
  • かなり拍をしっかり刻むタイプのアレンジをしているので、ペンライトがめちゃくちゃ振りやすいと感じた。認知的な負荷が少ないというか。
  • 音がかなりにぎやかになると音としての分厚さで演奏に負けてしまうことがあるのだが、武藤潤の声だけはそれがないので本当にすごい。

14. Mania

  • 前回の『序破急』でのゴシック音楽風のアレンジもすごかったが、今回のアレンジも綺麗にハマっていた。
  • 特典会で自分に合う曲と光咲さんに言ってもらったので、そういう(魔法をかけてもらったような)つもりで聞いた。
  • 2番の長野凌大の高音パートはいつもより高音さが際立っているように感じられた。おそらく後ろで鳴ってる音が音源より少ない。
  • 相変わらず2番サビ前で吉澤要人が何を言っているのかは分からない。なんかやたら長かった。
  • 光咲さんは「余分なノクターン」の最後でアレンジ(最後にがなり)を入れる時と入れない時があるのだが、今回は入れていた。熱が入ってる感じ。

15.ビネットネット

  • 背景に映っている映像が(『柘榴』の披露時の背景の映像みたいに)目とか口を切り抜いた怖めの映像で、相変わらず思想強めでいいなと思った。
  • 「Colorになった呪いをかけて」のところの音色が音源以上に華やかでまさしくColorfulで素晴らしかった。
  • この曲を生で見るのは初めて。最初が生演奏で素晴らしい体験すぎた。
  • 1番サビ頭の長野凌大パート「まるで」から「ダンスだったから」に行くところで一気にスイッチが入ったような音の鳴り方になるところが良すぎた。
  • 1番サビ終わりの光咲さんパート「バグっちゃっていても」とか、完璧に高音が出ていて怖い。音源と区別がつかないレベル。
  • 落ちサビの雅哉さんパート「今更かみさまとか言われても、視えない」の「言われても~~」の声の伸びがすごすぎた。
  • 2番サビ終わりの光咲さんパート「悪夢ならもう醒めて」のところで、最後にYeah~とアレンジを入れていてびっくり。かなり初披露から短い時間でもこれを取り入れるというのは、かなり意思を持って新しいパフォーマンスを見せようとしているということでは。
  • あまりにも良すぎて、公演が終わって3時間でもう記憶が若干飛んでいる。そのため以下はあいまい。他の曲のことかも。
    • 明らかに長野凌大さんの踊りのコマが細かくて、フレームレートどうなってんねんと思った。
    • げんじぶ全体としてのダンスのレベルが向上していると感じた。目で追えないレベルのフォーメーションチェンジもあって、それでいてかなり完璧に近かった。
    • 杢代和人が、かなり拍ごとに言葉を切って歌っている感じだった。生演奏という慣れない環境ゆえに生じやすいリズムのずれを気にしているのかもしれない。実際、その歌唱法の効果もあってか、ずれは感じなかった。

16.パラノイドランデブー

  • 絵音節のサウンドが生演奏で聞けるの、最高すぎた。SMAPにも楽曲提供したことのある絵音サウンドということで、大衆性の芽生えを感じた。
  • 雅哉さんがセンターに来てその動きに引っ張られて全員が動くみたいな振り付けがかなり好きなんだなと思った。『マルチバース・アドベンチャー』の船を動かすような振り付けも確かそんな感じだった。
  • 背景の映像は曲名のロゴと似たような形式で歌詞を表示するもので、「げんじぶ的なもの」の大衆化として分かりやすい演出だった。無機質なフォントで出すことはしないというのが制作チームの意地なのだろうと思う。
  • 先述の通り拍を刻む音がかなり強い演奏なのだが、とりわけ雅哉さんはその拍に左右されずのびやかに歌っていて、言葉が聞き取りやすかった。

アンコール

  • 今年に入ってからのコンサートはアンコールで必ず声出しをするように自分の中でやり方を変えたので、しっかり声出しをした。一度はっきり出してしまえばもう後はそんなに気にならなくなるという感覚も理解しつつある。

17.希望的観測の定義

  • ここはもう事前にコールの練習もしてきたので声を出すつもりで行こうと、立ち上がってめちゃくちゃ声を出した。右2人は立ってなかった(というか2階1列目はほぼ立ってなかった)が、もう悔いのないようにということで思い切った。これがめちゃくちゃ楽しい。コール部分の低音域は俺が担いますという気概すら沸き起こってくる。

MC

  • アンコールの声が出ていたことに対するお褒めの言葉をいただく。コロナ禍で声出しなしのファンダムが形成されていた中でどう脱却するかが課題になっていたが、徐々に脱却しつつあると感じた。
  • バンドメンバーから、ペンライトの動きが統率されていることへの驚きの言葉がある。確かにEBiDANのオタクのそこの揃え方にはプライドを感じるかも。

18.GOD釈迦にHip-Hop

  • コールをかなり忘れていてあやふやな感じになってしまったが、途中で急に思い出して参加。身体が覚えているということなのかもしれない。

退場

  • 最後に長野凌大さんが空人さんに振られて「FCツアー3公演目、サンタクロース……なんやねんこれ」と。最後に変な空気になって終わる。
  • 退場時に謎の筒状のものが渡されたと思ってみてみたら、化粧水だった。EBiDANのライブではだいたい配られている協賛品らしい。こんな大判振る舞いして大丈夫なのだろうか。明らかに私は想定されていない層すぎて、フリーライドしている感がある。

総括

  • げんじぶの公演は、「アイドルのコンサート」の規範からの逸脱を通してアイドルの無限性を再確認するようなところがあるように思った。アイドルって、バンドと映像とダンスを組み合わせてもいいし、ペンライトを使わなくてもいいし、アンコールをやらなくてもいいのに、ファンの期待に応えるというアイドルの本懐を考慮して「なんとなく安牌」「マンネリの安心感」のほうに流れていく部分がある。でもそれは無限性というもう一つのアイドルの本懐を軽んじていないか、という。げんじぶのファンダムは(コロナ禍を通してうまく育てられたがゆえに)その逸脱こそ求めている部分があり、2つの本懐が重なって前衛的なことが一切の差し支えなくできているように感じる。
  • げんじぶがアイドルの規範から逸脱する姿が、わたしが男性の/私立文系の規範から逸脱する姿を肯定することに繋がっているような気もした。
  • 演者の熱量と観客の熱量が同じタイミングで上がるとかなり良いライブになるのではと思った。生演奏の開始で明らかにその両者が一気に上がったので、そういう意味では前半の「肩透かし」はよかったのでは。ここまで感じたことのないというほど気持ちよさのようなものを感じた。快楽物質が異常に出ている感じというか。
  • 密度の濃い公演ではあるのだが、もう少し長くしてもらえればもっと良いのにとは思う。90分は短い!